あなたの好奇心を擽る世界ミステリー集

あなたの好奇心を擽るミステリー集

死ぬまで仮面をつけ続けた囚人の謎

      2016/09/24

その男は1669年から1703年、実に34年間、牢獄の中で捕われて死亡した。

不思議なことになぜか他の囚人とは違い 「ずっと仮面を着けること」を義務とされていたということだ。

その囚人は常に看守の監視下に置かれ必要最低限の言葉しか発することはできず、関係ない話をし始めた場合はすぐにこの囚人は殺されるという宿命を背負っていた。

しかしながら、どういう訳かそれ以外の生活の面での対応は とても丁寧に扱われていた。 たとえば、食事は三食最高級のものを提供されていたし衣類もこの上ないものを着用していた。

さらに彼はカトリック教を信仰していたが、それの威厳が傷つかないように看守には対応していた。

この謎めいた囚人をよく知る監獄内の医師は 「彼は背も高く筋肉質であり、さらによく声が透き通っていたが頭は白 髪だらけだった」と述べられていた。

34年という長い月日は経て、彼は死亡した。

スポンサーリンク

また不思議なことに あたかも「彼はそこに存在していなかった」 かのように彼の遺物は徹底的に隠滅された。

彼が「なにか残して」いないように、、、、、、

そうしてこの囚人が存在していた証拠は残っていない。

このミステリーの謎を解く鍵は 深海のさらに奥深くに眠らされている。

まるで存在全てを否定され、海に沈められてしまったとされる 都、アトランティスのようだ。

ではこの男の正体はなにものだったのだろうか?

彼が生きた時代はルイ14世がフランスを統括していた時代であるが 間違いなくそれは関係あるのではないだろうか?

ルイ14世にとってとても邪魔でいち早く抹殺したい存在、かといって 簡単には殺すことができない存在。

この二重の苦の狭間にこの「仮面の男」 は存在していたということになる。

一番有力な説を紹介したい。

スポンサーリンク

「仮面の正体」はユスタージュ・ドジュ という人物だと噂されている。

監禁された日付と死亡した日付けが全く 一緒だと彼が死んでから100年後に詳細の書類が発見されたのだ。

ではこのユスタージュ・ドジュ という男はどういった人物なのか。

なんと仮面の男はルイ14世の異母兄であった。

さらにこの事実を公にしないことを条件に宮廷に金銭の提供を要求していた。

ルイ14世にとってとても邪魔な存在だったユスタージュ・ドジュは死 ぬまで監獄に入れられいた。

なぜ仮面を被っていたかというと人相があまりにもルイ14世とそっくりだったためと言われている。

スポンサーリンク

 - ミステリー一覧, 歴史ミステリー

  関連記事

ツタンカーメンを初めとする死者の呪いは現実に起こり得るのか

ツタンカーメン王の呪い 死者の呪いと聞いてまず頭に思い浮かぶのは、古代エジプト1 …

ギロチンによる斬首後の意識

ギロチンとは斬頭を目的とした処刑道具で世界的に有名である。 このギロチンは数十キ …

モアイ像の謎

世界的にも広く知れ渡り、多くの観光客が訪れるイースター島に存在する巨大人面石造・ …

no image
言葉を知らない少年

1828年5月26日、ドイツのニュルンベルクで一人の16歳ほどと思われる少年が発 …

【画像あり】アメリカ史に残る猟奇事件ブラック・ダリア事件!犯人は?

1947年1月15日、1人の女性の変死体が発見された。 第一発見者である女性はこ …

【マレーシア航空機失踪】日本近海にあるドラゴントライアングルの真相

マレーシア航空370便が行方不明になってから、早3年半が経過した。その行方を巡っ …

no image
恐怖の病・ウェンディゴ症候群

アメリカ北部などのネイティブアメリカン、インディアンの間で古くから言い伝えられる …

no image
公式記録に残る超能力者・長南年恵

裁判で公式認定された超能力者・長南年恵 長南年恵は1863年(文久3年) に現在 …

no image
かの有名なファラオ=ツタンカーメン王の遺体から見る様々な謎と歴史的背景

黄金のマスクとしてもかの有名なツタンカーメン王であるが、彼には多くの謎が今なお語 …

現代物理学でも解明できない謎の階段

アメリカ、ニューメキシコのサンタフェにロレットチャペルという教会がある。 187 …