ベルメスの顔は、本物かフェイクなのか!?
2017/06/10
スペインのアンダルシア地方にあるハエン県にある、ベルメス・デ・ラ・モラレーダの民家の床に、ある日突然出現した、人と認識できる顔。
様々な情報が飛び交うこの「ベルメスの顔」は、神秘的な現象なのか、それともベルメス家が作ったフェイク、もしくは市が観光目的でやってしまったフェイクなのか。
今回は、この「ベルメスの顔」について迫ってみる。
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1番最初に現れた「顔」
1971年8月23日、マリア・ゴメス夫人が、床に「顔」のように見える染みを発見する。夫人が、夫や息子に話すと、確かにそこには本当に「顔」に見える染みがあった。
夫や息子は、その顔に見える染みを破壊し、新しい床に作り変えた。
新しい床に作り変えても染みは現れ、その後もその染みは、出ては消えを繰り返しているようだ。
これが、1番最初に出現した「顔」の染みであるが、情報が錯綜していて、どの情報が真実なのか判断がつかない。
最初の顔に見える染みは、キッチンの床に出現したようだが、同じ場所だけではなく、家のいろんな場所に出現しては消えということのようだ。
しかも、同じ顔ではなく、男女の顔に見える染みだという。
画像についてもたくさん見ることができるが、1番最初の「顔に見える染み」がどれなのかは、私では判断をつけるのが難しい。
それほど、情報が錯綜しているということをご理解いただきたい。
ここで、誰もが思うことが、「錯覚ではないか」ということである。
人は、「〇〇に見えないか?」と言われてから、そのものを見ると、そのように見えてしまうものである。事前に、「〇〇に見える」という情報がないとしても、そのように見えてしまうこともある。
「顔に見える染み」を最初に見つけた夫人は、さぞかし驚き、怖かったのではないかと想像できる。
また、夫や息子も同様で、不気味さを感じたりしたので、破壊し、床を作り変えたのではないか。
ましてや、その染みを消しても現れてくるなら尚更のことである。
普通に考えると、人は、まず怖がるのが普通ではないだろうか。
「ベルメスの顔」の画像を見ると、はっきりと顔に見えるものも、「?」と思えるような染みも見られる。
「顔」にはっきり見えるものが、フェイクではないとしたら、なぜ「キリスト」と発表しなかったのだろうか。
スペインなどであれば、「キリスト」が現れたと発表しても良さそうなものだが、「顔」が現れて「キリストの顔が浮かび上がってきた」と騒がれたというような情報がないような気がする。
もしかしたら、スペインなどではそのように話題になったのかもしれないが、日本の情報では、そうなっていないのかもしれない。
それは、その染みの「顔」のレベルだと思う。
「キリストだ!」ではなく、「ん~キリスト?なのかな?」というレベルなのかもしれない。
「絵のレベル」とでも例える方がわかりやすいかもしれないが、描いたようにも取れるし、なんとも言えないレベルだからかもしれない。
ベルメス家の下は墓地だった
スペインなどの新聞社やその道に詳しい人達が、壁の染みについて調査をしたという情報もあるが、気になったのは、キッチンの床に顔に見える染みが出た部分を掘り起こして見ると、白骨がたくさん出てきたようである。
床を採取して、いろいろな調査にかける目的だったようだが、白骨が出てきたというのが不気味でもある。
昔は、ベルメス家の辺りは墓地だったらしく、その上に民家が建っていたようだ。
その条件は、ベルメス家の隣家でも同じだと思われる。
では、なぜ、ベルメス家にだけ、その「顔に見える染み」が現れたのか。
他の家にも「顔に見える染み」が現れたという話もあるようだが、市などが観光客などを目的としたフェイクであることが判明したという情報もあるので、すでにベルメス家の「顔に見える染み」が話題になった時点で、興業的なことを望む輩が出てきていることがわかる。
かつては墓地だった場所の上に民家が建っているのであれば、「心霊現象ではないか」と考えるのは普通だが、「染み」以外、他の心霊現象があったという情報はない。
ポルターガイスト的なものやラップ現象、ノイズ、幽霊のようなものの目撃談などの情報が、たくさんあっても良さそうな気もするが、それらの情報がないように感じる。
もちろん、心霊現象だと断言するつもりはないが、素人が考えるのは、心霊現象だとするならば、もっと他にもいろいろあるのではないかということだ。
ベルメス家だけではなく、その地にまつわるいろんな噂や伝説などがあっても良さそうなものだ。
もしかしたら、そのようなことがなく、ベルメス家にだけ「顔に見える染み」が出てきたことが、ベルメス家の作ったフェイクなどの流れになってしまったのかもしれない。
新聞社などの調査で、「染みは作ることが可能」という調査結果を報告したことで、かなり神秘性や心霊現象説などが薄れ、興味本位で騒ぐことが主流になってしまったような気がする。
結果的には
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「顔に見える染み」が出現し、話題になったことで、その町などは潤ったようだ。写真を撮るのに幾らという提示がなされたりしているようである。
それが、狙いだったのであれば、ベルメス家や市などの考えたことはすごいと思う。
だが、ベルメス家の写真を見たりする限り、不本意なのではないかと感じる。
最初に発見したマリア・ゴメスや家族の写真が、ハッピーな顔に見えないというのが私の第一印象だ。
「顔に見える染み」がフェイクであれ、そうでないものであれ、平穏な家庭の生活が壊されたというのはあると思う。
興味本位で見にくる人が続出し、新聞社などのメディアの取材、擁護するもの、否定するものなど、様々な人がひっきりなしに訪れては、話を聞くようになったというのは、簡単に想像できる。
それは、喜ばしいことだとは到底思えない。
訪れてくる人が増えてくれば、来なくなってほしいと考えてしまうのは当然だと思うし、その意味も含めて入場料や撮影料などを取るようになるのも自然の流れではないか。
もしかして、「キリストが現れた」や女性に見える染みなら「マリアが現れた」と話題になれば、神聖な家ということになるはずだ。
そうなっていないということは…。
考えればキリがないが、真実はベルメス家の方が知っていること。
周りがどうのこうの言うより、見守るのが一番なのではないかと思う。
悪意があって(悪意というのは興業的に考えてということ)のフェイクならば、否定し批判や非難をしても当然だと思うが、結論がはっきり出ていない以上は、自分の目で確かめるしかない。
単なる話題作りなどで「顔に見える染み」を作ったのだとしたら、こうなることも想像できたはずだ。
現在でもベルメス家はスペインに現存しているようだし、出現した数々の「顔」の写真が展示されているようなので、実際に見て判断することが一番良いと思う。
賛否両論あっても良いと思うが、先に述べたように悪意があると判明していない以上は、否定することはよくないと私は思う。
正しい情報が、決定事項としてあるのであればそれで良いと思うし、はっきりした結論が出ていないのであれば、再調査を専門機関など数機関に調査をしてもらえば良いと思う。
再調査しないのであれば「謎」としておくのが一番なのではないか。
スペインに旅行に行く機会ができたら、私は見に行くつもりである。
そのようなものを見に行く旅行というのも、また良いと思う。
このようなケースは、自身で見て確かめることが一番だと思う。
実際に見た時に、どう感じるかわからないからだ。
情報が錯綜しているのであれば、見て確かめるしかない。
私は、そう思う。
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