かの有名なファラオ=ツタンカーメン王の遺体から見る様々な謎と歴史的背景
2016/09/24
黄金のマスクとしてもかの有名なツタンカーメン王であるが、彼には多くの謎が今なお語り継がれている。
その中にはツタンカーメンの呪いと呼ばれるオカルトめいたものから、その当時の時代背景や歴史的に不思議な物まで数多く存在する。
ここでは考古学的に見ても非常に興味深い内容に迫ってみよう。
ちなみに、ツタンカーメンの呪いに関しては『ツタンカーメンを初めとする死者の呪いは現実に起こり得るのか』を参照。
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多くの謎を残し古代エジプトの歴史上もっとも有名な王=ツタンカーメン
ツタンカーメンは古代エジプト第18王朝のファラオ。
ファラオとは当時のエジプト王朝を支配した王の事を指す。
年代にするとおよそ紀元前14世紀ごろを生きたとされている。
ツタンカーメンがここまで有名になった理由の一つは3000年という長い時を越えながらも、彼の墓はほぼ完全な状態であり歴史的、学問的な面から見ても貴重な資料となったという点が挙げられる。
だが、なんといってもツタンカーメンの名が世に知れ渡ったのは俗にいう『ファラオの呪い』と呼ばれる死者の呪いであろう。
当時、ツタンカーメン王墓の発掘調査に携わっていた学者ら数名が謎の死や不可解な死を遂げたことから語られるようになり、一時期は世界中が関心を集めたが、現在は信憑性の低いものと判断されている。
ちなみに、ツタンカーメン王の墓の発掘とミイラの発見後に行われたCTスキャンなどの現代科学を用いた調査により彼は若干19歳という若さで亡くなっていたことが判明している。
当初死因は他殺説が有力であったが、現在は伝染病などによる病死の線が有力とされている。
ツタンカーメン王の遺体に見られる数多くの謎
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ここで注目したいのはツタンカーメンにまつわる呪いや伝説の類ではなく、その遺体に実際に見られる数多くの謎についてである。
ツタンカーメン王のミイラが発見された当初、彼の男性器はほぼ90度、垂直に立たせてあったと発掘調査に関わった学者ハワード・カーターは述べている。
(ちなみにこの発掘の際にツタンカーメンの男性器は破損されていしまい、一時期その一部が行方不明となった)
これは何も変な意味ではなく、当時の政治的背景を物語る重要な要素だという。
というのも、古代エジプトでは冥福の神とされるオシリス神を崇めており、19歳という若さで亡くなったツタンカーメンを神の姿に近づけるために意図的に施されたものであるとエジプト学者のサリマ・イクラム氏はいう。
実はこのツタンカーメンの王墓の壁画には、同じ時代にエジプト王朝を統治した他のファラオの墓には見られない特徴的な物が存在する。
それこそがオシリス神。
壁画に描かれたツタンカーメンと思われる人物はオシリス神の格好をしており、このようなところからも学者たちはツタンカーメン=オシリス神という構図を考えている。
他にもツタンカーメン王の墓はほぼ完全な状態で発見されているのにも関わらず、かれのミイラには胸骨など、失われている部分が多い。
特に不思議なのは当時、心臓の代わりとしてミイラと共に埋葬されたスカラベが無いことである。
当時のエジプトでは冥界に行く際に心臓の重さをはからなければならないと信じられていた時代背景から見てもあり得ない事なのである。
こういったツタンカーメンにまつわる謎は今なお多いがそのほとんどは解明されていない…。
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