現代物理学でも解明できない謎の階段
2015/05/03
アメリカ、ニューメキシコのサンタフェにロレットチャペルという教会がある。
1873年、ロレットチャペルは5年もの歳月をかけゴシック様式で建設された。
その内装は今見ても美麗で美しく、多くの人が訪れる観光スポットとしても有名である。
この教会ロレットチャペルを有名にした一因を作ったのは、ここにある螺旋階段だ。

この木で作られた螺旋階段には支柱はなくまるで階段そのものが自立しているかのように見える。
螺旋階段の構造上、支柱なしに建設することは理論的に不可能なようだ。
建築学など学問的な側面からも解明しようと試みるもいまだに螺旋階段が自立していられる理由は謎のままである。
スポンサーリンク
現代物理学をもってしても解明できない謎となっているこの螺旋階段は、自立していられるだけではなく実際に人が利用することができる。
実際に階段を上った体験者の話によると、階段を上っている最中は普通の階段よりも弾力があるというか下から跳ね返ってくるような優しい感覚だったという。
ではこの謎の多い螺旋階段はどのようにして作られたのか。
この不思議な螺旋階段には以下のような歴史がある。
この教会は礼拝堂が小さく二階へ上がるための階段を設けることが難しかった。
困った修道女たちは9日間の間祈り続け、その祈りは職業、大工であったと言われる聖母マリアの夫、聖ヨセフに捧げられた。
9日間の祈りの後、1870年代のある日、白髪頭の一人の男がロバを引いて教会へとおもむろに現われた。
彼は持参した大工道具で何も言わず階段を建設し始め、たった一晩でこの螺旋階段を完成させた。
彼は賃金も手にせず、作った後、颯爽とその姿を消したようだ。
このたった一人の男の手によって100年以上前に作られた謎の階段は現代でも奇跡と言われるほど謎めいている。
彼は何者だったのか。そして支柱を無しに螺旋階段を建設できることを理論上理解していたのか。
彼の正体が謎である現在、それは知る由もない。
あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
関連記事
-
-
ベルメスの顔は、本物かフェイクなのか!?
スペインのアンダルシア地方にあるハエン県にある、ベルメス・デ・ラ・モラレーダの民 …
-
-
異世界への扉 100年以上解読されないヴォイニッチ手稿の謎
1912年、ポーランド系アメリカン人で革命家のウィルフリッド・ヴォイニッチはイタ …
-
-
目に見えない怪物
1951年、フィリピンのマニラで奇怪な事件が発生した。 一人の警察官が巡回中、女 …
-
-
恐怖の病・ウェンディゴ症候群
アメリカ北部などのネイティブアメリカン、インディアンの間で古くから言い伝えられる …
-
-
人間の感情に関する不思議・ストックホルム症候群
ストックホルム症候群というのを聞いたことがあるだろうか。 精神医学界には不思議な …
-
-
長年の謎に終止符が打たれた、デスバレーの動く石
アメリカ・カリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈の東部に位置しているデスバレー( …
-
-
千里眼事件 御船千鶴子
御船千鶴子とは明治生まれの女性で、数々の予言を的中させたとされる人物である。 超 …
-
-
世界各地から発見されるオーパーツの謎
オーパーツとはその時代には存在しえない、時代にそぐわない物を言い英語の『out …
-
-
何気ない行動が引き起こした恐ろしい事態
何でもないような日常の遊びの中で、おこった非常に恐ろしい事件があった・・・ 世界 …
-
-
世界の行ってはいけない危ない場所
世界には様々な理由で『行ってはいけない場所』というのが存在する。 我々は地球上に …
- PREV
- 未来から来た男・ジョンタイター Ⅱ
- NEXT
- オーランメダン号の怪異


