平成の神隠し
2015/07/09
今回は未解決事件を紹介したい。
1989年、春の兆しが見え始めた3月7日、
松岡伸矢くん、当時4歳は姿を消した。
親の目を離して約40秒足らずの出来事であった。
事件の朝のことである。 父、正伸さんが朝食前に長女、伸矢くん、次男(当時2歳)と従兄弟の 子どもを連れて近所に散歩に出かけていた。
場所は山間部の林道で、公道から山の斜面に私道が延びていてそこに停まっていた従兄弟の自宅はある。
家の玄関から10mほどに石段があるのだが、父正伸さんはそこまで は伸矢くんと一緒にいたと記憶している。
伸矢くんともう少し散歩を続けようと玄関まで戻り 次男(名前は伏せる)を母に預け、石段のところへ戻ってみると その時にはもう伸矢くんの姿はなかった。
わずか40秒の出来事であった。
パニックになった正伸さんは周囲に協力を求め 近所の捜索は始まった。 時同じくして地元の消防団が見回りをしていたので 伸矢くんを一緒に探してほしい!
と頼み込み、家族、親族、消防団 での捜索活動は続いた。
伸矢くんが行方不明になってから3時間経った 午前10時に 警察に連絡し、大人数での捜索は始まった。
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山間部のために簡単には見つけることはできない。 誰もが想っていたが、そう言葉に出してしまいそうだったが 今にも泣き出しそうな両親の姿を見ると だれもその言葉を口にすることはできなかった。
なんとしても無事でいてほしい。
また元気な姿をみせてほしい。
みなの気持ちはひとつだった。
なんでたった5歳の子の目を離してしまったんだ、 自責の念に父正伸が駆られたことは言うまでもない。
翌日には200人を動員し、約3ヶ月の間 捜索したが見つけることはできなかった。
「もしかしたら誘拐されたのかもしれない」 と想い、自宅にテープレコーダーを取り付けた。
その後 奇妙な電話がかかってくる。
特有の徳島弁で話すある女からだ。
ナカハラマリコと名乗った。
「成蹊幼稚園の父兄です。 幼稚園で見舞金を集めたのですが どちらに送金すればよろしいですか」
成蹊幼稚園というのは伸矢くんのお姉ちゃんが通う幼稚園であるが、 不振に想った家族は幼稚園に問い合わせてみたところナカハラマリコ という人物は存在しなかった。
50回以上、テレビ出演をし、伸矢くんの目撃情報の 提供を求めた。
目撃情報はたくさんあり、信憑性の高いものもあったのだが 発見には至っていない。
目撃情報、徳島育ちの方 「確かに伸矢くんにそっくりな子を見た。 その顔を再度確認しようとしたところ同行していた男はその子どもを隠 すように姿勢を変えて、白乗用車で逃げるように去って行った」
いまも伸矢くんはどこで何をしているのか わかっていない。 誘拐なのか、 神隠しなのか
真実は神のみぞ知る。
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