ティワナク遺跡・プマ=プンク
2015/05/03
プマ・プンクとは南米ボリビア、ティワナク遺跡に存在するプレ・インカ期の建造物である。
このプマプンク自体遺跡の名前のようだがここに一枚岩で出来た建造物の一部が現存している。
プマプンクが話題として取り上げられる理由はこの石造遺跡にある。
現在残っている物は破壊が凄まじく一部だけだが、それでも数トンもある巨石である。
不思議なのはこの巨石をいとも巧みに削り出して彫刻を施していることで、その技術は現在でも簡単な物ではなく紀元前1世紀ごろといわれるプレ・インカ期にすでにここまでの技術が存在していたのかということである。
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そもそもここまでの巨石を平らに削るだけでも当時としては考えられない技術なのだが、このプマプンクには見事に垂直に切り出された石造がいくつもあるのだ。
そして鉄を使っていないという点が最大の謎である。
鉄を使わずにこれほどまで精巧な石造加工をする技術とはいったいどんなものであったのだろうか。
この加工技術については長年研究がなされているが現在も謎に包まれている。
一説には鉄ではない他の鉱石系の物を使い、ハンマーなどの要領で表面を打ち砕いて加工したのではないかとも言われており実際にプマプンクと同年代の遺跡でも同じような加工技術があったことは分かっているが、この方法で数トンもの巨石を削り出すのは相当な年月がかかるであろうし至難の業である。
また一部の科学者が唱えている現代の科学技術よりも遥かに進歩していた文明が紀元前に存在したとか、古代文明は宇宙人と既に交流を持っていたとか、既に宇宙へ行く技術を持っていたといういわゆる『古代宇宙飛行士説』などといわれる説を信じる者による説では、地球上では考えられないほどの発達した技術を持つ宇宙人によってこのような遺跡が作られたという話もある。
この説はかなり有名であると同時に、正直信憑性はかなり低いのではないかと思われる。
しかし謎が解明されているわけではないので100%ありえないということも言い切れないだろう。
宇宙人が作ったというのは無いにしても、石造加工技術という点では現代よりもすばらしい知識をもっていたものが存在していた可能性は否定できないであろう。
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