魔の三角地帯『バミューダトライアングルの謎』
2016/09/24
『魔の三角地帯』通称バミューダトライアングルを聞いたことはあるだろうか?
これはなんと英語の教科書にも掲載されており、ミステリー好きの間ではたまらない都市伝説のひとつとして語り継がれている。
魔の三角地帯(バミューダトライアングル)は アメリカのプエルトリコ諸島、バミューダ諸島、フロリダ諸島を結んだ 三角の形をした地帯である。
「三角の中に入ってしまうと 三位一体を犯す」ことに繋がり、不幸なことが引き起こすとされている。
さて、 どんなミステリーかというと
船、飛行機、そして乗客までも消えてしまい、
さらに不思議なことに残骸は一切残らないのである。
さらに 「逆バミューダ」という現象もあり 突如、消えた物体が再び現れるという現象もあるとされている。
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これはなにかの間違いだろう、いい加減にしろよ、と想っている方もいるかもしれない。
しかし、ちょっと待って欲しい。
100年以上前から100を超える航空機、1000を超える人がこの魔の地 帯、 バミューダトライアングルを通って行方不明となったとされている。
確かにハリケーンや霧が多発地帯なので実際には突如、 「そこにあるべきものが消える」 物的な証拠、正式な記録は残ってはいない。
しかし世にある、都市伝説や超常現象 が自分の常識の枠には当てはまらないからと言って一掃してしまうのは正しくない姿勢であろう。
私たちが普段使っている携帯電話なども 江戸時代では考えられない技術であった。
今の科学では考えることができないことが実際に起こっていても不思議ではないはずである。
過去にこのバミューダトライアングルの海域で船や飛行機などが謎の失踪を遂げたときの気象条件などを見返してみると確かに気象条件は良くなかったとされている。
それでもなお、バミューダトライアングルと呼ばれるこの海域では特に事故が多発していることは否めないし、また未解決のものが多いのも事実である。
このバミューダトライアングルで発生する超常現象の原因として考えられているのは
・ブラックホール説
異空間説 宇宙にあるブラックホールと同じように異世界に通じているから行方不 明になっても残骸が残らない。
・宇宙人誘拐説
宇宙人がUFOを使って航空機や船舶ごと人間を誘拐しているのではな いか。
・強力な電磁波説
この地帯特有の電磁波が原因で物体を瞬く間に消してしまう。
最後に紹介するのは一番わたしたちの「常識」に適ったものであろう。
・メタンハイドレレート説
メタンハイドレートとは動物などの死骸が積み重なってそれが層にあり、それがその後メタンなりさらにそれが大量に積み重なったのがハイドレードである。
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船が消えた理由: メタンがなんと一瞬にして泡となり船舶の浮遊力を失わせる。
沈没してしまうということだがこれは実際に科学的に証明された。
航空機が消えた理由: エンジンはメタンを吸い込んでしまうことによって酸欠が発生し揚力を失わせる。 メタンは空気よりも軽いためにエンジンが吸い込んでしまうと空中分解を起こし、墜落してしまう。
これは一見、他の説と比べてみると 完璧に想えるかもしれない。
しかし、この「魔の三角地帯(バミューダトライアングル)」で実際に起こっているのは物体が消えてしまうということだけではなく数日後、数年後に突如、消えたままの姿で「再び現れる」。
ゆえにこの完璧だと想える説も欠陥がある。
ちなみに、現在一番有力視されているのは飛行機や船舶などを操作する際の『人為的ミス』というもの。
現地ではこのバミューダトライアングルの事故の謎を解明しようと、航空や船舶、物理学や気象など、各分野の専門家がこの謎に挑んできた。
そのなかでは勿論、バミューダトライアングルでの飛行実験なども行われた。
数回の実験と専門家の話では、この海域は海面からの照り返しが特に激しいのだそう。
この照り返しで航空機などの計器などを見間違えることで起こる人為的ミスが原因なのではないか?と言われている。
そしてバミューダトライアングル海域周辺は特に気象の変化が激しいことが知られている。
気象条件の急な変化と、海面からの太陽光の照り返し、この条件がそろうことで事故を多発させる原因となっているのだろうか?
いずれにしても、このバミューダトライアングルで発生する超常現象が実際になんらかの不思議な力によるものなのかはいまだにわかっていない。
過去、現在の常識だけで物事を見る時代は終わっていることを頭の片隅に入れておくべきであろう。
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