オレゴンの渦
2015/05/08
アメリカ・オレゴン州にオレゴンの渦(オレゴンヴォーテクス)と呼ばれる場所がある。
ここには木造の家が建っているのだが、その木造の家は通常ではありえない角度で立っていて、家の斜め半分は地中に埋まっている形になっている。
オレゴンの渦と呼ばれ、世界的に知られるようになる前から、この場所は古来(ネイティブアメリカンの時代)より不思議な力があり入ったら出てこれなくなるとして恐れられていたようだ。
ここの主な不思議な力は重力に関するもので、箒などの棒状のものを立てると通常では考えられないほど斜めって、まるで重力を無視しているかのように立つのだ。
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そもそも棒状のものが自立すること自体普通では説明がつかない。
これ以外にも、家の前で身長差のある二人が向かい合って一定の間隔をあけて立つと当然身長の差を実感することができるが、二人が場所を入れ替わった瞬間身長差がなくなり二人は同じ身長になってしまう。
また、オレゴンの渦と呼ばれる所以には、この地で煙草を吸うと通常煙は垂直に上がっていくがここでは渦を巻いて上がっていく。
このようにいくつもの不可解な現象を今現在もその地に行けば体験することができるのだが、多くの物理学者の研究にもかかわらずそのミステリーの多くは謎のままである。
一説には磁場や重力場の乱れが主張されているが磁場の乱れだけで身長差までがなくなるとは到底考えにくい。
またトリックアートの一種で背景に工夫をすることによってその前に立った対象物の身長差が変わってしまうように見える錯覚を作り出すことができるため、単なる錯覚とも言われている。
確かにこのオレゴンの渦という地には家の異常な傾きや木材の傾きなどから錯視を起こさせる要因が多くあるので錯覚という説は一理あるのだが、煙草の煙までもを錯覚として結論付けることはできないであろう。
ちなみに、磁場の影響として確証となりえるものにはこの地にコンパス(方位磁石)を持っていくとコンパスの針がぐるぐるとまわってしまい役に立たなくなってしまうというのがある。
コンパスの針に異常をきたすのは磁場に乱れがある場所の特徴である。
現在、この地はオレゴン州の一つの観光スポットとして名高いが、行く人によっては気持ち悪くなったなど体調不良を訴える声も良く聞く。
これは磁場の乱れや重力場の影響と何か関係してるのであろうか。
今では錯覚という見方が強いようですが錯覚だけでは結論付けられない様々な現象が起こるのがこの地を有名にしたのでしょう。
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