ドラキュラのモデルの一人と言われる串刺し公ーヴラド公爵
2015/07/09
15世紀のルーマニアに残虐かつ見境ない処刑によって串刺し公の異名を取る男がいた。
名をヴラド公爵と言い、『串刺しにする者』という意味であるツェペシュを付け一般的にはヴラド・ツェペシュ公爵という名で知られるワラキアの領主である。
串刺し公という名の通り彼の行った処刑方法は極めて残酷で先の鋭く尖った木材や杭などで人間を生きたままに串刺しにしたと伝えられている。
スポンサーリンク
その光景はまさに地獄絵図同然で、あるものは肛門から刺された杭の先が口から飛び出し、あるものは顔面や腹部などありとあらゆる部分を滅多刺しにされた。
実は串刺しという処刑方法は当時のルーマニアでは特別なものではなく一般的に行われていたようだが、その多くは凶悪犯罪を犯した罪人など凶悪犯に限られた。
しかし彼が処刑した人物は重罪人に限らず貴族なども見境なくこの串刺しの餌食になったという。
彼の残虐性を表す話として以下のようなものがある。
ある日、戦の最中に仲間内で宴会を開いていたヴラド公爵は敵兵を宴会の場に何人か連れて来させ、その者たちを肛門から串刺しにして処刑した。
彼はその苦痛に歪む表情、したたり落ちる鮮血を見ながら酒を飲みその光景を楽しんだという。
その残虐性から人の血を飲んで生きているドラキュラ伯爵のモデルの一人になったようだ。
あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
関連記事
-
-
華城連続殺人事件
※注意 このページには残虐な表現が含まれています。 華城(ファンソン)連続殺人事 …
-
-
今なお謎の多きブラックホール
ブラックホール 謎の多い宇宙の中でもブラックホールは特に謎が多く、また通常では理 …
-
-
戦時中の食人事件『小笠原事件』
小笠原事件は1945年(昭和20年)2月末に小笠原諸島・父島で実際に起きた日本軍 …
-
-
ベルメスの顔は、本物かフェイクなのか!?
スペインのアンダルシア地方にあるハエン県にある、ベルメス・デ・ラ・モラレーダの民 …
-
-
かの有名なファラオ=ツタンカーメン王の遺体から見る様々な謎と歴史的背景
黄金のマスクとしてもかの有名なツタンカーメン王であるが、彼には多くの謎が今なお語 …
-
-
風船で旅に出た日本人
人間は古来から鳥のように飛べることを願っていたとされるが、その夢をかなえるべく風 …
-
-
恐怖の病・ウェンディゴ症候群
アメリカ北部などのネイティブアメリカン、インディアンの間で古くから言い伝えられる …
-
-
死ぬまで仮面をつけ続けた囚人の謎
その男は1669年から1703年、実に34年間、牢獄の中で捕われて死亡した。 不 …
-
-
日本犯罪史上最多の被害者を出した津山事件の真相
岡山県苫田郡西加茂村大字行重(現・津山市加茂町行重)の貝尾は自然の多いのどかな集 …
-
-
未来から来た男・ジョンタイター Ⅰ
2000年11月2日、アメリカでウェブ上の掲示板に一人の男が未来から来たと自称す …
- PREV
- お寿司のイカを食べた時ワサビを強く感じる理由は?
- NEXT
- ドイツで起きた謎の子供大量失踪事件