ドイツで起きた謎の子供大量失踪事件
2015/07/09
1284年、ドイツのハーメルンで子供が集団疾走するという奇怪な事件が起きた。
その子供の数およそ130人。
この年、事件の舞台となったハーメルンの村ではネズミの大量発生で食糧などが食い荒らされるなどの被害が多発していた。
そんなある日、この村にネズミ捕りを名乗る1人の謎の笛吹を名乗る男が現れた。
報酬と引き換えに笛吹き男はネズミを退治する事を約束し、ネズミ退治の依頼を引き受けた。
彼は近くの川へネズミをおびき寄せ、一匹残らず溺死させ見事に依頼を達成したのだった。
スポンサーリンク
しかし村の住人はこの笛吹き男への約束の報酬を出し惜しんだ。
約束を破られ、怒りを露わにしたこの笛吹き男は6月26日の朝にこの村を再び訪問し、村の大人たちが教会に集まっている隙を狙って笛を吹き、村中の子供たちを巧みに誘導して行った。
130人にも及ぶ大勢の子供たちを洞窟の前まで誘導した笛吹き男は子供たちを全員洞窟の中へ入れた。
そして自らも洞窟の中へ入った笛吹き男は内側から封印を掛け石の扉で堅く閉ざされてしまった。
以降、村人などの必死の捜索にも限らず子供たちが見つかる事はなかった。
現在に至るまで遺体すら発見されておらず世界に類を見ない謎多き大量失踪事件となった。
この伝承は長年に渡る調査が実際に行われている事からも分かるとおり1284年と古い事件であるが多くの人に認知された信憑性の高い事件である。
あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
関連記事
-
-
古代核戦争説
一般的に人類の文明はメソポタミア、インダス、黄河、エジプト文明の四大文明に起源を …
-
-
孤島にある灯台の謎
バハマ諸島の近くにあるグレート・イサク・キーという島をご存じだろうか。 この島に …
-
-
昭和を震撼させた一家殺害事件
1946年(昭和21年)3月、昭和を震撼させる一つの事件が起こった。 片岡仁左衛 …
-
-
ドラキュラのモデルの一人と言われる串刺し公ーヴラド公爵
15世紀のルーマニアに残虐かつ見境ない処刑によって串刺し公の異名を取る男がいた。 …
-
-
かの有名なファラオ=ツタンカーメン王の遺体から見る様々な謎と歴史的背景
黄金のマスクとしてもかの有名なツタンカーメン王であるが、彼には多くの謎が今なお語 …
-
-
頭部を失ってもなお生きたニワトリ
アメリカコロラド州で農家を営むロイド・オルセン家での話である。 1945年9月1 …
-
-
オレゴンの渦
アメリカ・オレゴン州にオレゴンの渦(オレゴンヴォーテクス)と呼ばれる場所がある。 …
-
-
実在した?浦島太郎と竜宮城伝説
浦島太郎を知らない人はいないだろう。 子供のころ、お伽噺としてよく語られるこの浦 …
-
-
人体自然発火現象
人体自然発火現象は古来から多く起きていたようだ。 読んで字のごとく火気のない状態 …
-
-
ティワナク遺跡・プマ=プンク
プマ・プンクとは南米ボリビア、ティワナク遺跡に存在するプレ・インカ期の建造物であ …
- PREV
- ドラキュラのモデルの一人と言われる串刺し公ーヴラド公爵
- NEXT
- 多くの議論を呼ぶナポレオンの死の謎