輪廻は実在するのか。生まれ変わった双子。
2015/07/09
双子が遭遇した不慮の事故
1957年某日、イギリス在住の11際になる双子ジョアンナとジャクリーンはいつものように日曜の礼拝に両親と共に参加していた。
その帰り、まだ幼いジョアンナとジャクリーンは二人でふざけあいながら歩いているとそこに一台の乗用車が突っ込んできた。
双子はその乗用車にほぼ同時にはねられ、二人とも死亡してしまった。
最愛の娘を失った両親は落胆し、特に母親の落胆ぶりは激しく魂が抜けたかのようになっていた。
夫は妻を励まそうと『ジョアンナとジャクリーンはきっと私たちの元へ帰ってくる。いや、絶対に!』と言葉をかけたが、妻は『気休めを言わないで!』と聞く耳を持つ様子ではなかった。
だが、輪廻転生という宗教上の概念を真剣に信じていた夫にとっては気休めではなく、ジョアンナとジャクリーンは絶対に自分たちの下へ帰ってくるのだという強い確信めいたようなものを感じていたのだ。
双子を失った両親に起こった奇跡
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それから間もなくして、妻が妊娠していることを知った夫は『やった!ジョアンナとジャクリーンが帰ってきた!』と言って大変喜んだが、妻の方はそんな非科学的なことをいつまでも言っている夫に半ば嫌気がさしていた。
妊娠が発覚した時にはまだ性別も分からない初期の段階で、双子かどうかも分からないのにもかかわらず夫は本気で信じているようだった。
しかし、時がたち、おなかの中の子が双子だと分かり、そして女の子であると分かったとき妻はありえないと思いながらも頭にはジョアンナとジャクリーンの事がかすめた事もまた事実だった。
そして無事出産したこの双子を見て両親は驚愕した。
一人の子の眉のあたりに切り傷のような傷跡があり、もう一人の子のお尻にはあざのようなものがあったからだ。
そう、それは不慮の事故で亡くなってしまった双子ジョアンナとジャクリーンにも同じ場所に同じような傷跡とあざがあった。
ジョアンナの眉の部分には幼いころに転んで作った切り傷の後があり、ジャクリーンのお尻には生まれつきのあざがあったのだ。
この見覚えのある傷跡に両親は言葉を失った。
双子はすくすくと健康に育ち、3歳になったある日、ジョアンナとジャクリーンの生まれ変わりを確信させることを双子は口にした。
その時、ジョアンナとジャクリーンがまだ生きていたころに住んでいた家から引っ越していた家族はわけあって再びその地へと戻ってきた。
昔住んでいた家に近づいていくと双子は不思議なことを口走る。
『あ!おうちだ!またブランコで遊びたい!』と言ったのだ。
勿論この双子は一度もこの地に来たことはないしジョアンナとジャクリーンが良く遊んでいたブランコの存在も知らない。
そして『スザンヌと早くあそびたい!』『私も!』と双子は言った。
このスザンヌとはジョアンナとジャクリーンが良く遊んでいた人形の名前だった。
両親はこのとき、この双子は本当にジョアンナとジャクリーンの生まれ変わりだと確信した。
この後も双子は成長する中で度々ジョアンナとジャクリーンしか知らないはずの事柄について口にすることがあったが、6歳になったある日を境にその様なことは一切口にしなくなってしまったようだ。
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