未来から来た男・ジョンタイター Ⅰ
2015/05/03
2000年11月2日、アメリカでウェブ上の掲示板に一人の男が未来から来たと自称する書き込みをした。
かれは名をジョンタイターと名乗り、2036年から来た未来人であるとした。
彼は掲示板などで様々な質問に1つ1つ丁寧に答え、自らが未来から来たと証明するいくつもの証拠を残した。
その中には、自分が実際に移動したタイムマシーンの構造の説明や設計図、推進原理などを実際にネット上で公開し、さらにこれから地球上で起こる様々な災害などを予言した。
タイムマシンの原理や設計図の精巧さや的確さなどからアメリカ全土でたちまち注目を集めるようになった。
スポンサーリンク
タイムマシンは2034年に欧州原子核研究機構 により1号機が実用化され、タイターが使用したタイムマシンは正式名称をC204型重力歪曲時間転移装置と言いゼネラルエレクトリック社によって作られたといった。(ゼネラルエレクトリック社は軍事産業や電気機器などを開発し様々なビジネスを展開する世界最大の実在する複合企業である。)
また、一般的に言われるタイムマシンはその物自体が移動するような乗り物のようなものをイメージするが、タイターが証言したタイムマシンは重力制御装置であるとした。
実際の物理学をはじめとする科学界でもタイムマシンは作れるのかといった議論はされており、その際に論争の主な的になるタイムパラドックスというものもタイターは厳密に説明して見せた。
ちなみに、タイムパラドックスとは簡単に説明すると、『タイムマシンが仮に存在するとしたとき、ある人間がタイムマシンで過去に行き過去の自分を殺した場合、現在の自分はどうなるのか』といったようなタイムトラベルが現実に存在するとした場合に生じる矛盾点総称である。
あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
関連記事
-
-
ドラキュラのモデルの一人と言われる串刺し公ーヴラド公爵
15世紀のルーマニアに残虐かつ見境ない処刑によって串刺し公の異名を取る男がいた。 …
-
-
戦時中の食人事件『小笠原事件』
小笠原事件は1945年(昭和20年)2月末に小笠原諸島・父島で実際に起きた日本軍 …
-
-
サンジェルマン伯爵
18世紀のヨーロッパに不老不死など数多くの伝説を持ったサンジェルマン伯爵という1 …
-
-
レインメーカー
今から100年以上も前に人工的に雨を降らせる技術を持つ男が存在した。 名をチャー …
-
-
頭部を失ってもなお生きたニワトリ
アメリカコロラド州で農家を営むロイド・オルセン家での話である。 1945年9月1 …
-
-
魔の三角地帯『バミューダトライアングルの謎』
『魔の三角地帯』通称バミューダトライアングルを聞いたことはあるだろうか? これは …
-
-
モアイ像の謎
世界的にも広く知れ渡り、多くの観光客が訪れるイースター島に存在する巨大人面石造・ …
-
-
歴史に残る凶悪事件マンソンファミリー
1960年代末から70年代のはじめにかけてアメリカ・カルフォルニアで凄惨な事件が …
-
-
平成の神隠し
今回は未解決事件を紹介したい。 1989年、春の兆しが見え始めた3月7日、 松岡 …
-
-
世界中で起きるポルターガイスト現象の謎
ポルターガイスト現象といえば、手も触れていないのにもかかわらず、身の回りのものが …
- PREV
- オレゴンの渦
- NEXT
- 未来から来た男・ジョンタイター Ⅱ