何故年が明けるとおめでとうと言うのか
2015/05/03
この謎を解くには時代をさかのぼるとわかります。
もしくは若い人の中ではこういう疑問を持つ人は結構いると思いますがある程度の年齢の方に聞くと『なんでそんなこと疑問に思ってるの?』と聞き返されてしまうかもしれません。
昔、日本では自分の年齢を言う際、数え年を使うのが一般的でした。
数え年とは、今のように誕生日を迎えると1歳年をとるという、いわゆる満~歳と言われる方法ではなく、1年が終わるたびに、つまり年を越すたびに1歳年をとるという考え方です。
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例えば、今年生まれた人は年越しをすることで1歳年をとり、今年生まれた赤ちゃんは数え年では皆同じように年をとります。
誕生日を迎えることで年をとるということが一般的になった我々にとってはこのような考え方は違和感を覚えますが、昔はこれが普通でした。
つまり、昔の人にとって年を越すことは誕生日を迎えることと同じだったのです。
我々が友達や兄弟の誕生日を祝うときなんといいますか?
そう、『おめでとう』といいますよね。
昔もこういう意味であけましておめでとうと使われており、それが現在も名残として残ったわけです。
これが年を越すたびになぜおめでとうと言うのか?の答えです。
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