行方不明になった自衛隊機
2015/05/03
1973年6月の夜、栃木県の陸上自衛隊駐屯基地から一機の自衛隊機が飛び立った。
この時、駐屯基地の滑走路は閉鎖されており離着陸は全くなかったため管制塔の職員たちは驚いた。
管制塔のレーダーには離陸方向と飛び去った方向は把握できたが、相当な抵抗飛空だったためかその後の足取りは掴めなかった。
駐屯基地はその後大騒ぎになり、内部調査が行われた結果当時20歳の一人の隊員が飲酒の末行方不明になっていることが分かった。
その日のうちに飛び立った自衛隊機が戻ることはなく、翌日から1か月に渡って自衛隊機の捜索が行われた。
しかし懸命な捜索もむなしく、自衛隊機が発見されることはなかった。
スポンサーリンク
現在でもその行方は分かっておらず、その機体の一部すらも発見されていないという。
この隊員は1か月の捜索の後、生死不明のまま懲戒免職とされ、この自衛隊機の管理に関わっていた7名も管理問題を問われ処分されている。
専門家立ち合いの調査の結果では、自衛隊機が飛んでいった方角の先には海が広がっており、そこに酔った勢いで墜落したのではないかということだった。
もし本当に海に墜落したのであったら、結構な衝撃だったであろう。
にもかかわらず、目撃情報が一つもないのは悔やまれるところだろう。
あなたにオススメの記事
スポンサーリンク
関連記事
-
-
狭山事件とトトロの関連性とは
トトロと言えばジブリ映画の代表的作品。 そんなトトロには昔から都市伝説的な話が後 …
-
-
100年間腐らない不思議な水の謎・100年水
石川県能登半島にある珠洲岬はパワースポットとして有名で、聖域と呼ばれている。 こ …
-
-
目に見えない怪物
1951年、フィリピンのマニラで奇怪な事件が発生した。 一人の警察官が巡回中、女 …
-
-
戦時中の食人事件『小笠原事件』
小笠原事件は1945年(昭和20年)2月末に小笠原諸島・父島で実際に起きた日本軍 …
-
-
恐怖の病・ウェンディゴ症候群
アメリカ北部などのネイティブアメリカン、インディアンの間で古くから言い伝えられる …
-
-
幻の砂漠都市ペトラ
忘れ去られた巨大都市 ペトラは紀元前1世紀ごろに栄えた謎の巨大都市であり、ユネス …
-
-
風船で旅に出た日本人
人間は古来から鳥のように飛べることを願っていたとされるが、その夢をかなえるべく風 …
-
-
オレゴンの渦
アメリカ・オレゴン州にオレゴンの渦(オレゴンヴォーテクス)と呼ばれる場所がある。 …
-
-
未来から来た男・ジョンタイター Ⅱ
彼の説明によれば、この世界の時間軸は一つではなく無数にあるという理論だった。 時 …
-
-
大音楽家の頭蓋骨に纏わる奇妙な実話
大音楽家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン フランツ・ヨーゼフ・ハイドンと言えば、交 …
- PREV
- 何故年が明けるとおめでとうと言うのか
- NEXT
- 平清盛にまつわる謎